インターネット広告企業様をゆるく調べてみた

いまをときめくインターネット広告企業様についてゆるく調べます。たまに別の業界のイケてる企業様も紹介します。

【2015年10-12月期】アフィリエイト関連プロダクトの売上を調べてみた

前回に続いて今回は「アフィリエイト関連プロダクト」を提供している会社の、各プロダクト単位の売上をまとめてみたいと思います。

 

ノミネートは下記5社の7つ(8サービス)になります。

 

ファンコミュニケーションズ(A8.net、Moba8.net) 
インタースペース(アクセストレード、STOREFRONT)
バリューコマース(バリューコマース)
フルスピード(アフィリエイトB/AdMatirix)
GMOTECH(SmaAD)

 

 

まずは前回と同様に各プロダクトの規模感やシェアをつかんでいただくため、2015年10-12月期のみの売上をまとめたものになります。

 

国内主要アフィリエイトプロダクト -2015年10-12月期売上-

 

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※単位:百万円 

※アフィリエイトBとSmaADは他事業分も含まれていますので完全にアフィリエイト分のみの売上ではございません 
※フルスピード社は4月決算のため、2015年8-10月期の売上となっております

 

 

アドテク関連プロダクトではnendが1強というかんじでしたが、アフィリエイト業界は3強という構図になってますね。しかもトップ3はいずれも40億円規模と、上位3プロダクトだけの平均で見るとアフィリエイトはアドテクの約2倍の規模感となっております。

 

 

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アフィリエイトっていうと、ブロガーさんが記事を書いて商品を紹介する広告ですよね。それが今回まとめている国内広告会社の決算内容だけで見ると、大手メディアのビジネスモデルの中心にもなっているディスプレイ広告のアドテクよりも規模が大きいというのは、意外なかんじですよね。

 

上記国内のプロダクト以外だと、アフィリエイトでいったらAmazonアフィリエイトがあり、ディスプレイ広告でいったらAdsence(Google)やYDN(Yahoo)があって、実際はディスプレイ広告におけるAdsenceの市場シェアがかなり高いと思うので、上記データが単純に市場の規模感ということにはならないかと思いますが・・・。どちらにしてもインターネット広告の各市場でシェアを取るという意味では「Google先生が参入しているか否か」というのはすごく重要な要素ですよね。

 

 

では続いて各プロダクトごとの売上推移について見てみたいと思います。

 

国内主要アフィリエイトプロダクト -売上推移-

 

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直近の売上を前年同四半期(真ん中の数字)と比較すると、上位5プロダクトの売上がかなり順調に伸びてますね!上位5プロダクトの前年同期比の平均成長率で見ると+37%となっております。逆に下位2つは前年同期比で下がっているので、この1年でより2極化が進んだということでしょうか。あとは前回の記事で紹介したアドテクよりも、アフィリエイトのほうが成長率でも上回っているというのは意外でした。

 

 

前回と同様にアドテクスタジオが出されていた市場規模予測との比較もしてみたいと思います。

 

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※アドテクスタジオ/シード・プランニング共同調べ  2014年9月発表の資料

 

 

アドテクは市場規模予測から下回る結果でしたが、アフィリエイト(=成果課金型アドネットワーク)は、市場規模予測の伸びが2014年から2015年にかけて+20%となっていますが、今回まとめているプロダクトでは平均成長率が+23%と、ほぼ予測どおりの結果となっておりました。10年以上も前からある広告商品が、今だにこれだけ伸びてるってのはなかなかスゴイですよね。

 

ちなみに今回まとめているアフィリエイト関連プロダクトの合計だけでも、2014年が507億・2015年が628億ですので、市場規模予測の売上数値はちょっと少ないのかなと感じます。

 

 

とゆうわけで、ゆるくまとめるブログですので、最後に一言!

 

 

 

「アフィリエイト業界ってなんだかスゴイ(≧▽≦)

 

 

ではではこのへんでー。